”サイコだけど大丈夫”の絵本の内容は?日本語版発売も決定♪

「サイコだけど大丈夫」でみる、絵本の世界
K-POPアイドルグループTWICEやBLACKPINKのメンバーも夢中になった話題作「サイコだけど大丈夫」。
美しい人気童話作家コ・ムニョン(ソン・イェジン)と、自閉スペクトラム症の兄サンテに自分の人生を捧げるムン・ガンテ(キム・スヒョン)が取り巻く周囲の人々を繊細に描き、ミステリアスな世界観がドラマを盛り上げます。
童話の世界観に寄り添いながら展開していくストーリーは、新しい感覚のドラマで、映像美も非常に目を引きました。
ここで、「サイコだけど大丈夫」の1話1話でメッセージ性を帯びたドラマに欠かすことの出来なかった、絵本・童話の世界がありました・・・!
「サイコだけど大丈夫」絵本紹介!
①「悪夢を食べて育った少年」・・・1話

大人になると辛かった幼少期の記憶、悪い記憶は消えたのに幸せになれないのは何故か?少年は魔女に問いかける。
「悪夢を食べて育った少年」は、忘れたい過去の悪い記憶を消すために魔女を訪ね魂を取引する少年のストーリー。
ドラマの中では?「悪夢を食べて育った少年」の朗読イベントを行うために小児病棟を訪れたムニョンが、運命のようにガンテと出くわし、二人の奇妙で特別なロマンスが始まるが・・・。
★ムニョンもガンテも深い闇を抱えて育ってきました。そんな二人が出会い、お互いに惹かれ合っていきますが・・・。
②「ゾンビの子」・・・4話

ある小さな村に男の子が生まれた。肌は青白くて目はとても大きかった・・・。男の子には感情がなく食欲だけがあるゾンビだと・・・。
「ゾンビの子」は、感情がなく食欲だけある幼い子供のために、自分を犠牲にする母親の苦しく切ないストーリー。
ドラマの中では?「ゾンビの子」のファンサイン会に行く事になったガンテが、予期せぬ危険に見舞われ、ムニョンは困難に直面したガンテを見つけて近づく・・・。
★ガンテは、母を思い出すといつも兄を見ている母しか思い出せなかった。でも、ある時に母が温かかったことに気づく時が来る・・・。
③「春の日の犬」・・・7話

むかし、むかし気持ちを隠してばかりの子犬がいました。木の下に繋がれていた子犬は、性格がとても明るく”春の日の犬”と呼ばれていました・・・。
「春の日の犬」は、長い間、木の下で暮らし、首輪の切り方を忘れてしまい毎晩鳴く子犬のストーリー。
ドラマの中では?ムニョンとガンテを象徴していて、ムニョンは幼いころから自分を縛り付けていた母の記憶から抜け出すために長い髪を自ら切り落とします。
そして、ガンテもまたムニョンの童話”春の日の犬”を読んで、兄を守らなければという想いに縛らていた自分の心を振り返ります・・・。
★ムニョンもガンテもトラウマに長い間、縛られていたのですね。人知れず、夜になると”くーん、くーん”と鳴く子犬のように・・・。
④「手とアンコウ」・・・14話

むかしむかし、ある裕福な家に可愛い子供が生まれました。モクレンのように色白のかわいい子を母親は愛し、この子のためなら太陽や星も手に入れると誓いました・・・。
「手とアンコウ」は、自分のエゴで生きる母親と、その母親に育てられた女の子を描いたストーリー。
ドラマの中では、重要な母親とムニョンの関係性を表した少しサイコな絵本で、”この本は、お前の唯一の失敗作だったけど、お母さんが一番好きな本”と言われる作品です!
★愛だと思って子供に注いだ想いが子供の手足を切って、何もできない子を作ってしまう・・・。これは本当に誰かの親なら読むべき一冊です。
⑤「本当の顔を捜して」・・・最終回

むかしむかし。深い森の奥の城で影の魔女に本当の顔を奪われた3人が一緒に住んでいました・・・。
「本当の顔を捜して」は、ムニョンが描いた物語にサンテオッパが挿し絵を描いた絵本で、ムニョンが初めて描いたハッピーエンドの物語です。
ドラマの中では?「本当の顔を捜して」を持って3人で母の木を訪れて、サンテが童話を読み上げました。そして童話を読みながらサンテは”僕は幸せなのに涙が出る”、”お母さん、僕よくやったよ”と伝えます・・・。
★何かによって奪われてしまった本当の姿を見つけ出した3人。”幸せなのに涙が出る”、とっても素敵なシーンでしたよね・・・。