「方言がぎこちない」と評価された慶尚道出身の俳優たち

そのイントネーション、合ってる?慶尚道出身でも批判される複雑な方言の世界!
韓国・慶尚道(キョンサンド)は釜山(プサン)や大邱(テグ)、蔚山(ウルサン)を含む抑揚のある方言が特徴的な地域です!
そのため韓国ドラマや映画では、慶尚道の方言を用いた사투리(サトゥリ/方言)の演技を俳優たちがよくしています!

しかし、慶尚道出身でなければ難しい方言の台詞は、生まれ育った地域が慶尚道(キョンサンド)の俳優であっても、方言の演技に厳しい評価を受ける場合があります!
そこで実際に、慶尚道(キョンサンド)で生まれ育った俳優で、“イントネーションが違う”と指摘された俳優コン・ユや「ヴィンチェンツォ」キム・ヨジンの方言演技を観ていきましょう!
1人目 女優キム・ソニョン

韓国ドラマ「愛の不時着」や、「応答せよ1988」でお馴染みの女優キム・ソニョンは、慶尚道(キョンサンド)の方言を“うまく演じ切った”という評価が多い女優の一人です!
一方で、強いイントネーションのため、作品に没頭できないという意見もありました。
特に韓国ドラマ「応答せよ1988」では、子育てに励む母親を演じ、作品では東海岸側の方言で演技しました!
この東海岸側の方言はあまり馴染みがなく、同作で一緒に演技したイ・イルファンや、キム・ソンギュンとは違う方言だったため、違和感を感じる人も少なくなかったとか。
しかし、実際はキム・ソニョンが東海岸にある慶尚北道の盈徳(ヨンドク)出身であったため、ドラマでも活かしたそうです!
2人目 女優コ・アラ

「応答せよ」シリーズの「応答せよ1994」でも、女優コ・アラの耳慣れないイントネーションの方言に“やりすぎだ”という指摘があったと言います。
女優コ・アラは「応答せよ1994」で、慶尚南道・馬山(マサン)出身の学生を演じて現実的なキャラクターで好評だったのですが・・・。
コ・アラの故郷が慶尚南道・晋州(チンジュ)だったために、劇中の設定である馬山とは違った方言を使っているとの意見が多かったんです!
実際に、馬山出身タレント、パク・ジユンもある番組で、コ・アラの演技について「コ・アラの方言演技は90点。10点は馬山のディテールではないので引いた。」と評価していた事がありました!
3人目 俳優コン・ユ

慶尚道出身であることをあまり知られていないが、釜山出身である俳優のコン・ユ!
韓国映画「82年生まれ、キム・ジヨン」では、今まで封印してきた方言の演技を披露しました!